「参宮の後に小さいオジさん」
19日、伊勢神宮に参拝しました。
とりあえず初詣になります。
とはいっても、母の喪中の間以外は毎月のことですから、月参りの一月分だともいえるわけです。
一月も後半で風の強い日でしたけれども、かなりの人でごった返していました。
これで参拝客が一割以上減少しているのですから、ピーク時にはどんな光景が展開されていたのでしょうか。
地方によっては、一生に一度だけでも伊勢神宮に参拝したいと思っている人たちがいるようです。
そう考えると、地元に生まれ育った私なんかは幸せ者だといえるのかもしれません。
行こうと思えば、その日のお昼からでも参拝できるのですから。
その日の夜、仏壇に参拝の報告をしている時のことです。
先祖代々の位牌の後ろで、何かの気配を感じました。
見ると、ピンクっぽい肌色の人形が「サッ!」と位牌の後ろに隠れたのです。
物音が全くしなかったことや、その後の動きがないことから、ネズミの類でないことは明らかです。
このような現象を目撃するのは、私にとって初めてのことではありませんでした。
ただ、過去のことも含めて、私はこれらをすべて「目の錯覚」で済ませております。
ですから、わざわざ位牌をどけて調べるようなこともしませんでした。
そしてその時、何気なく思ったことがあります。
それは、テレビのバラエティー番組などで、タレントの渡辺徹や的場浩二が話していたことです。
「小っさなオッサンを目撃した!」
あれって、私が今までに体験したことと同じことを言っているのではないでしょうか。
つまりは目の錯覚・・・。
昨日、塾での出来事です。
いつぞや霊能者の家で見た茶色い綿帽子が、教室の宙を飛んでいるではありませんか。
しかも今回は、私のすぐ傍を飛んでいるのです。
思わず、手を伸ばして掴もうと試みました。
しかし、実際に掴むことはできませんでした。
だって、目の錯覚なのですから。
ただ、二つとも伊勢神宮を参拝した後の出来事だったので、少々らしくないことを考えてしまいました。
(ひょっとして、神の啓示か何かなのか?)
もしそうだとしたら、神は神でも「厄病神」のほうだと思います。
何故って、最近私には何もいいことがないからですよ。
まぁ、こんなことを考えている間は、私は相変わらずだということになりますね。
ということは、これからもいい加減な人生を送っていくというわけで。
神宮に参拝して最後は自己嫌悪に陥るという、いかにも私らしい日常でした。
(チャンチャン)