Quantcast
Channel: ハウスRITOKU
Viewing all articles
Browse latest Browse all 20

年を取ると

$
0
0
先月「こんな人生、どうなってもいい」と思いながら、健康診断を受けたという間抜け話を記事にした。
その検査結果が出た。
指摘された点は二つ。

一つは左側の肺に影が写っているということ。
ただ、血管の重なりがそのように見えているだけかもしれないということだった。
なので、これは放っておくことにした。

二つ目は「脂肪」の問題。
奴とはもう何十年の付き合いになる。
肥満・脂肪肝・・・若いうちはいいけど年をとってからは気をつけなさいよ。
歴代の医者に言われ続けた言葉である。

何故こんな言い方をされたかというと、太っている割に血液中のコレステロールが全くの正常値だったからだ。
中性脂肪も何とかコレステロールも、その値は痩せている連中とほとんど変わらなかった。
それがである。
今年初めて、コレステロールの欄に「H」が表示されていたのだ。

確かに、肉体労働を辞めてプータロウになってからの二年間、食べる量は全く変わっていない。
相変わらず「身体に良くないもの」が好物で、「健康に良いもの」が嫌いである。
せっかく年を取っているのだから、食生活も年相応になってくれたらいいのに。

あと、血圧の数値にも大変驚かされた。
上が151で下が100。
これも今年になって初めて見る数字である。
流石にこれは看護士にクレームをつけてしまった。
そして返ってきた言葉は「緊張していると上がる場合があります」だったのである。

別に緊張しているつもりはなかったので(普通のおばさんだったし)家で計りなおしてみると。
上が128で下が89、普段通りの自分である。
その数値の差よりも、計る環境でこんなにも変化するようになった我が精神状態にショックを受けた。

余談だが、「歯」に関しても変化が生じてきている。
私は永久歯に生え変わってから一度も虫歯になったことがない。
よって、今まで歯の痛みというものを経験したことがなかったのだ。
ところが最近になって、右下の奥歯でものを噛むと激痛が走るようになった。
歯医者の話では、虫歯ではなく象牙質だかエナメル質だかが剥がれていることに原因があるとのことだった。

「どれだけ脂肪を摂取しても血中のコレステロールは正常値である」
「血圧は130を超えたことがない」
「歯の痛みを知らない」
自分の中の伝説が、また消えていった。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 20

Trending Articles